MUSICハウスの
ボイストレーナーのMANAです!
ボイトレの
豆知識コーナーです!
*************
ボイストレーニング知識 vol.8
今回のテーマは
『声道について』
*******************
まず、はじめに、声の通り道である『声道』
声道は、呼吸するときには、ほとんど働きません。
単純に、空気の通路だというだけです。
①咽頭筋・・・のどの内壁。
のどを開くために、咽頭筋は解放されて、
ゆるめなければいけません。
(咽頭筋が引き締まる時には、何か物を飲み込む時に
のどを収縮させる時です。)
②同じように『舌』も解放されて、
舌が緩んだ時は、前の低い位置にいます。
他の位置では、息をすうときに、雑音が出てしまいます。
③声帯(声帯ひだ)は息を吸うときには
開かれていなければいけません。
すばやい呼吸や、静かな呼吸のときには、
声帯は広く開いていなければなりません。
※『気管』は、思ったより短く
約10㎝〜13㎝ほどしかありません。
《休息状態の声道》
声道が休息状態の時は、
①唇と顎
唇は閉じているか、
または口から空気を通すように軽く開いているかの
どちらかになります。
閉じていると言っても、ぴったり閉じている訳でありません。
ほんの少し、顎が開いて、
②舌
舌は顎の中に横たわり、下の歯にぐるりと触れています。
リラックスしている状態。
③頬、軟口蓋、咽頭
頬は緩んで伸びています。
軟口蓋は、鼻か口から自由に空気が通るように
吊り下がっています。
咽頭の筋肉も伸びてもいませんし、緊張もしていない状態。
《活動している時の声道》
①顎
顎は調音(アーティキュレーション)のために
自由に動かないといけません。
②舌
舌の前と横は、舌の歯にぐるりと触れたままですが
子音を発音する時は別です。
『舌端(ぜったん)』舌先の上部と『舌尖(ぜっせん)』
母音や子音を発音するために絶えず動いています。
③軟口蓋、咽頭筋
軟口蓋は高い位置へ上がっています。
咽頭筋はリラックスをして、喉頭は低い位置にあります。
声道は、声の通り道で
空気の通路です。
よくある質問で
『どのくらい息を吸えば良いのか??』
↓
吸い込む息は私たちのエネルギーの源です。
歌わなければいけないフレーズに
ちょうどぴったりの量の空気を吸い込むことが大切です。
吸い込む量が少なすぎると
一息でそのフレーズを歌えません。
吸い込む量が多すぎると
そのフレーズの最後に使わなかった空気を吐き出してから
次のフレーズの息を吸い込まなければいけません。
少しの量で十分だった場合
沢山の息を吸い込んでしまい、吐ききれず
その圧力にも逆らおうとして
貴重なエネルギーを無駄にしたり、
呼吸のリズムが狂います。
そのフレーズに必要な息を吸うことは
歌手が時間をかけて向上させていくスキルのひとつです。
まずは、吸うという意識を遠ざけ、『息を吐き切る』
*************
大阪、東京
海外式ボイストレーニング
MUSICハウス公式サイト
無料体験受付中!
大阪、東京、音楽イベント
スマイルオブハート公式サイト
予約受付中!
piano 石川麻奈,
2018.7.18